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ハイエース トランポ Story's(2) 動き出した夢
2008初夏〜 ハイエース トランポ Story's(2) 動き出した夢
『わんこ』も『バイク』もクルマに積んで、
北海道にキャンプ旅行なんて、夢が広がるなぁ〜♪
夢を実現する為の、理想の旅のクルマを求めて、西へ東へ彷徨い歩き。
北関東から遠く離れた、静岡県は浜松市。
ついに巡り合った、トランポ・プロショップ、オグショーさん!
この稿は、夢のクルマが造られてゆく過程を記述して行きます。
さてさて、いったいどんなクルマが出来るのでしょうか?
初稿:2012年12月 (記載内容は2008年当時のもの)
2008初夏 計画中が、いちばんワクワクするよね!
まず、どんなクルマを造るかを、具体的に決めなくてはいけません。
先に示した要件に、ブレはありませんが、実際にクルマを造る為に、細かい部分までハッキリさせて行くという事です。
遠く離れた、北関東と浜松ですので、メール主体のやり取りで進めて行ったのであります。
思ったほど困難では有りませんでした。
オフロードバイクを積み、車内で寝られると言った時点で、ほぼ基本的な構造は決まったも同然です。
オグショーさんのHPで、多くの事例が掲載されていたし、実車も見せて貰いました。 いろいろアドバイスやご意見もいただきました。
そいつらを自分の頭の中で、都合の良いように、再構成すれば良い訳です。
頭の中のイメージを、正しく伝えたいと思い、下図のような絵を書いて、メールで送ったりしました。
『見える化』ですね。メールに頼ったやりとりなので、こういうの重要です。

なんでもそうですけど、こんな段階が、一番夢が広がります。
どうしても欲が出て、あれもこれも付けたいになってしまいます。
コストを試算してギョっとして、泣く泣く削減したり・・・・・・
幸せな悩みですねェ〜
そんな感じで、基本方針を決めて、概算見積りを出して貰いました。
そこまで話を詰めておいて、浜松まで出かけて行きました。
直接担当者の方と会話しないと決め難い事、 シートや床やカーテンの素材や柄なんかを決めたり、 バイク固定用のフックの場所や数を決めたりして。
メカ物(FFヒータ、カーナビ、イモビライザなど)の機種を決め。
最終的な仕様を決めました。
そうして、契約と相成りました。
うれしいっていうよりも、
あ〜、もう後には引けないなぁ〜って思いがしましたねェ。
決めた仕様以下の通り
ベース車両は、トヨタ・ハイエース
◆スーパーロング キャンパー特装車 ※1
◆2.7Lガソリン 4WD+LSD ※2
◆OPTION パワースライドドア&リアヒーター ※3
※1.トヨタが出しているキャンピングカー専用ベース車。
S−GL並みの外装と運転席回り。荷室は何にもないがらんどう。
業者卸のみで、一般人には売ってくれないらしいです。
って言うか、トヨタもこういうの出していたんですねェ・・・・
※2.何故か4WDを選択すると、エンジンはガソリンしか選択出来ませんでした。
※3.基本商用車なので、後席ヒーターは付いてません。オプションになります。
◆架装内容です。
No | 架 装 | 説 明 |
1 | 床張り加工 | 基本装備 荷室一面に床を張ります。 これをやらないと、ベッドやシートレールが取り付け出来ません。 |
2 | バタフライシート | 2列目シート シートとベッド両用、前向き後ろ向き両用、スライド可能の多機能シート。 |
3 | ダブルフリップベッド | 両サイドと中央天板の3分割格納式 片側跳ね上げで、バイク1台積載+片側はベッド使用可能。 両側跳ね上げれば、広い荷台。(オフ車なら2台積載OK) 両側ベッドで、荷室一面ベッドになっちゃう。 |
4 | 棚(車内右側) | 高さの異なる2種類の棚 2列目シート上に、フルフェイス格納可能な厚型の棚。 荷室上に、オフ車のハンドルと干渉しない薄型の棚。 |
5 | 棚(車内左側) | 荷室上に棚を設置。 |
6 | 内装関連 | 天井防熱防音処理 パネルトリム1面。 30W蛍光灯(×2) |
7 | 8ナンバー装備 | ギャレー(流し)/コンロ。 2008年当時、かつて言われた税制上のメリットは、既に無くなっていました。 が、高速道路1000円制度があり、商用車は対象外、> 8ナンバー化で、対象になれました。 自分の場合、費用モト取れました。 数年クルマを使用しましたが、 本来用途である『炊事』には、一度も使用していません。 |
8 | FFヒーター | エンジン停止中でも使える暖房。 燃料タンクからガソリンを引いて使うファンヒーター。 クルマ中の空気を汚しません。 |
9 | 電源関係 | 電源関係 外部電源(100V電源を外部から引き込み) サブバッテリー(照明やFFヒーターへ給電) 充電器(自動でサブバッテリーを充電) |
10 | バイク積載設備 | タイダウンベルト固定用フック 折り畳みフック×4 (大型ロードバイクも固定可能) ワンタッチレール×3本 (オフ車固定用、ワンタッチリングの取り付け土台) |
11 | わんこ繋留設備 | わんこの繋留用フック 荷室の壁棚の下にワンタッチレール取り付け 結局、オフ車固定パーツを流用 (左右の壁にそれぞれ1本) |
12 | エレキ関係 | メカ物ですね カーナビ&ETC&リヤビューカメラ イモビザイザー(当時最も盗難被害の多い車種だった) |
13 | カーテン | ハイエース専用オリジナル オリジナルカーテン・5点セット センターカーテン(1列目シートの後ろ) |
以上、こんなもんです。
ここから、実際にクルマ造りの段階へと進んで行くのでありますねェ。
2008夏 クルマが出来ていきます。
始まってしまえば、クルマ造りは、粛々と進んで行きました。
左図がフック関連の位置確認、右図はシート関係の構成確認。
PDFファイルでやり取り。

作業の進行が、メールで伝えられて来ます。
天井の防音防寒加工の様子。

床張り完了!

ワンタッチレール取り付け作業中。

サブバッテリーの取り付け作業中。

そうして、納期がやって来たのであります。
2008秋 いよいよ、待ちに待った納車なのだ。
クルマが出来たと言うこのなので、浜松まで取りに行きました。

ウチのクルマが、お店の前に!
結構、納期的にキツイ要求だったのですが、
オグショーさん、見事仕上げて下さいました。
クルマを受け取って、一路栃木へ♪
あっ!ちょっと!ちょっと!
せっかく浜松まで来たんですから、うなぎ食べないと★

※写真のうなぎ、別の時のです。お店は同じです。
300キロ自走して、帰って来ました。
仮ナンバー状態でした・・・・・ははは
クルマの中を見て見ましょう♪
荷室です。

両サイドに折りたたんだベッドが!
床に、オフ車固定に使う、マルチレールが3本♪
正面奥に見えるのが、バタフライシート!
車内左側

上から、棚、マルチレール(わんこ繋留用)、カーテン、ベッド(折りたたみ状態)。
ベッド台座内にサブバッテリーが格納されてます。
車内右側

向かって左が、フルフェイスも収納可能な、厚い棚。
向かって右が、バイクのハンドルルと干渉しない薄型の棚、その下に、マルルチレール(わんこ繋留用)
バイクを積んでみました!良い感じです♪

前のページのハイゼット積載時との違いが一目瞭然!
まま、いろいろありましたが、クルマの受け取りまで完了しました。
が、気を抜いているヒマはありません。
まだ仮ナンバーなので、陸運局へ行って、正式ナンバーを貰ってこなければいけないし。
1ヶ月後には、北海道への旅に出発する予定です。
それまでに、慣らし運転の完了とオイル交換、バイク積載用のラダーやタイダウンベルトの準備、 走行中のわんこの居場所を造る為の、追加の架装など、 やること山積みです。
かつて無いくらいに、多忙な一ヶ月を過ごし、
わんこ用の居住場所を追加架装しました。手造りイェ〜イ

奥側のケージ状の部分が、心配性の静(しず)の場所。
手前はベッドタイプで、外を見るのが好きな零(ぜろ)の場所です。
ベッド下は物入れにして、キャンプ道具一式BOX、クーラーBOX、木炭&七輪の格納スペースとしました。
なんとか滑り込みで、北海道への旅の準備が間に合いました。
これで、わんこもバイクもクルマに積んで、北海道へキャンプ旅行へ行く夢がかないます。
旅についても、いろいろ話すべき事がありました。
その話は、また別の機会に書かせていただきたいと思います。
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