バイク・キャンプ・旅 北関東自由生活 Strawberry Julep
2008北海道 わんことバイクとキャンプの旅 withハイエーストランポ
2008北海道 わんことバイクとキャンプの旅 レポート4
2008年10月
北海道の中でも、ありのままの自然が濃く残されているのが知床。
その自然と言うものも、自分などのイメージより遥かに奥深いもので、
シーズン終わりの知床は、野生動物達の国に戻っているようだった。
この旅も、いよいよ佳境である。
2013年12月 初稿 (レポートの内容は2008年のものです)
2008/10/30(木) 知床をバイクで走る。 (6日目)
朝起きる。
やや晴れ間も見えるが曇り。

零静と散歩する。
芝生広場からダムのあたり。
・・・・もう一台、同じタイプのフハイエースがいて、
そちらはフリーサイトを利用していた。
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だから何だって事でも無いのですが・・・・・・。
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朝の虹別キャンプ場を歩く。

朝食は、手持ちの食材を使い切る為に、結構ボリュームある。

卵三個分のオムレツ(スペイン風?)
『カチョカバロ』の残りもフライパンで焼いて食べる。
なるほど、網焼きよりフライパンのほうがうまくいく。
鍋の残りをクリームシチューに仕立てたもの、
野菜や鶏肉はもちろん、豆腐やシラタキも入っているよ。
それだけで、お腹一杯だ。
今日で、キャンプはおしまいなので、撤収作業に入る。

食器を洗って、椅子、テーブル、ランタンなどの
キャンプ道具を片付けて、バイクをクルマにつんで、
テントを撤収して!
結構な作業量となってしまった。
このあたり、今後に課題を残す。
持ち物の見直しが必要だな。
全ての作業を済ませ。
零静とこのキャンプ場の最後の散歩
3泊もすると名残惜しいね。
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<<<< 2013年追記 >>>>
10月で営業を終了するこのキャンプ場 。
このシーズンも、もうお終いです。
店じまいの準備が始まっていました。
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やはり知床へ行かねばならぬと思った。 (6日目その2)
結局、路面凍結で、知床峠は通行不能となっていた。
ウトロから知床五湖をまわることにする。
知床に近づくにつれて、空は重苦しさを増し、やがて雨。
それも、次第に強くなる。
知床でバイクを下ろして、少し走ろうと思っていたが、気が重くなる。
斜里、ウトロ、知床道路、五湖へ。
五湖の駐車場の料金所で、「犬は下ろせません」と言われた。
ヒグマを呼び寄せてしまうことがあり、危険なのだということだ。
駐車場のまわり程度ということで、許可をもらった。

実際、零静をつれて駐車場のトイレの裏あたりを歩いたら。
シカの糞がどっさり。
なるほどねェ、やはりここはヒトの領域では無いのだと思った。
トイレを済ませたり、みやげを買ったりしているうちに、
雨は、ほとんど上がった。
さあ、バイクを下ろして、走るぞ。
さぁて、メインイベントだぜ。

駐車場を出ると、すぐにカムイワッカの滝への分岐! 通行止めになっている。

次は、廃屋。
来るたびにここで写真を撮っている。
そのたびに、だんだん崩壊を進めていく廃屋。
もう少しで、廃屋とも呼べなくなりそうだ。
奥の林の間から、シカの角が見える。

少し進むと、道路をシカが横切る雌ジカ!
カーブを超えると今度は、雄ジカ。
こっちを見ている。なかなか去ってくれない。
バウンバウンと空フカしをすると、やっと行ってくれた。
そんな感じで4回ほどシカとの遭遇を繰り返す。

遡上する鮭が見えるかなと思っていた。
沢のところで降りて見ようかなと考えていた。
そのあたりまで行くと、なにやらクルマが何台か(観光バスも)
止まっている。
みんな沢のほうを見ている。
なんだろうと思ってみると。
ヒグマだ!
沢の中で、動いている。
距離は約300メートルほど!
ヒグマは、人間になんてまるで興味無いように振舞っていた。
こっちはそれでも、恐怖を感じた。
クルマのヒトは良いよなぁ。
クルマに逃げ込むことが出来るし、どんなクルマでも、100キロは簡単に出る。
こっちは体ムキ出しに加えて、TTR125は80キロくらいしか出ない。
ここにいるヒト達のなかで、一番不利なのは自分だと思うと、
やっぱり怖い。
取り合えず500メートルほど離れて、後続のハイエースを待つ、
まかり間違って、クルマから降りて、零静を出したりしちゃったら大変。
待つ時間は長く感じる。
ようやく来たハイエース!
あの場所で止まるじゃないの。
手振りで早く来いと言うと、伝わったようで走り出す。
それを見て、ひとまずほっとする。
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<<<< 2013年追記 >>>>
この時、写真を撮っていなかった事が、今もって心残りです 。
正直、そんな余裕は、全く無かったのです。
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10年以上前のことだが、(1994年頃だと思う・・・・)
やはりこのシーズン、この沢を降りて、遡上する魚を見物したことがあった。
その時は、感動的にそれを眺めていたのだが、
すごく危険な行為だったんだと、今分かった。
そこから自然館まで、一目散だ!
知床峠方面へは通行止めであることを確認。

自然館で、ハイエースと落ち合う。
タバコを一本やってひとごこち。(こういう時のタバコは本当に幸せ!)
10キロも走っていないと思うけど、最高のツーリングだった。
念願の知床を走れたし、なんたって一生忘れそうも無いRunになった。
オホーツクを北上 (6日目その3)
道の駅まで降りて、休憩&お昼にする。
新しい道の駅で、エラク綺麗なところ。
トイレが綺麗で立派でウォシュレットまで付いている。
しかし、ゴミ箱というものが無い、
こういうところではゴミは持ち帰れというのは分からないでもない。
でも、旅行者の便利を考えて欲しいとも思う、道の駅なのだから。
カレーをカミさんとふたりで分けて食べる。

斜里で給油して北上。
小清水原生花園で休息。
併設のJRの駅が、建て替えられているビックリ!
今夜の宿のある能取湖へ向かう。

今夜の宿は、旅館『かがり屋!』

目の前が、さんご草の群生地。
木道など整備されていて、シーズンには観光バスも来るとか、
例によって今は、冬枯れて閑散としている。
零静を散歩させる。
このあたりから、零静は、あまり走らなくなる。
疲れてきたようだ。(特に静)
食事場所は、犬連れ客には個室を準備してくれた。
助かる、ヒトもわんこもゆっくり食事が出来る。

と思いきや、零のヤツなんだかわからないが仲居さんにわんわん!
ごめんなさいね、仲居さん!
いかにも旅館風の食事に気を良くして、
生ビール一杯に、地酒二号をやる。幸せ幸せ。
部屋は、ベッドと和室部分が付いているタイプ、
旅館て感じで良いよね。
メシが終わると、もう眠くなる。
旅の間、良く寝ている。(ヒトもわんこも)

明けて、朝の散歩。
快晴。能取湖が美しい。

能取湖を歩く。
朝日に向かって、何かを誓う零。
『いったい何を、誓ったのだね?』

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