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2015/2/26 ドナドナの予感 With Ducati MONSTER S2R
2015/2/26 ドナドナの予感 With Ducati MONSTER
あくまで、予定ではなく予感と言う事なのだが。
ウチのメイン機である、Ducati Monster S2R君。
近々ドナドナの機運なんだなぁ。
あ〜、わかった。 今回はMonsterの思いで話なんだネ♪
2015年2月 初稿
自分にとっては、違った価値観との出会いで有りました!
外車が欲しかった訳でも無く、
Ducatiにあこがれていた訳でも無かったんです。
当時、結構弱気だった自分。
高回転とか、高い速度とかに依存しなくても楽しめるバイクが欲しかった。
(今でも全然強気では無いけど)
それには、750cc〜1000cc位の排気量で、2気筒で空冷なんて感じで、
出来るだけ軽量・軽快なバイクが良いんじゃないかな?
そんな方向性で、車種検討した訳なんですが、
国産車では、そんなモノは無かった。
で、国産車と言うワクを取り払った時に、引っ掛ったのがコイツだった。
空冷L型2気筒800ccは、ドンピシャリだったし、
当時の大型ネイキッドバイクとしては、ダントツに軽量だった。
何よりも、赤いボディに白いホイールの鮮烈なデザインにヤラれてしまった。
1000cc版もあったのだけど、ツインプラグなんて凝ったエンジンなのでやめた。
よりシンプルなメカの800cc版を選んだ訳です。
それで、当時既にモデル末期に近づいていたコイツを、
新車で購入したのでありました。

まずは、この洗練されたデザインに魅了されました。
今でも、美しいと思う。
歴代Monsterの中でも、傑出したデザインだと思っている。

そして何よりも、運転して楽しいバイクだった。
つたない自分の経験の中で、運転していてこんな楽しいバイクを、他に知らない。
思い通りに! イメージ通りに!バイクが動いてくれる快感。
軽い車体と丁度良いパワーのおかげなのだろうか?
ツーリングペースで走るだけで、十分楽しい。
高回転とか高いスピードに依存しない楽しさ。
購入目的は、見事に達成されていた。
反面、長距離と言うか、ツーリング適正は皆無に等しい。
ネイキッドバイクとは思えない強い前傾に、幅の広いハンドルという特異なポジション。
峠を流す時には、なかなか具合が良いけど、巡航はツライ。
30分も乗れば、両肩が痛くなり始める。
そんなだから、
『2時間ほどヒマが出来たから、ちょっとイロハ坂に行ってくらぁ♪』
そんな使い方が、一番マッチしている。
まるで、北関東人の為に造られたバイクのようである♪

例えば、ブレーキのタッチ。
コイツの前に乗っていたCBR954RRのブレーキは、カツーンと効くブレーキだった。
良く効くブレーキって、そういう物だと思っていた。
最初にコイツのブレーキを掛けた時『なんでこんに効かないのか?』と思った。
効かないのでは無かった。
『カツーン』では無く『じわ〜っ』と効くブレーキだったのだ。
『じわ〜っ』だけど、ちゃんと効いていたのだ。
『カツーン』か『じわ〜っ』は、好みの問題かも知れないが、
パニックブレーキ時、ロックするまでに出来る事は、
確実に『じわ〜っ』のほうが多いと思う。
『ブレーキのタッチ』と言う言葉の意味を初めて知った。

積載性の無さにも驚いた。
タンクバッグもシートバッグも装着出来ず。
荷掛フックのひとつも無い。
カッパひとつ、どうやって持って行くか悩まなくてはならなかった。
仕方が無いので、最初の頃は、
ツーリング道具の全てをリュックに背負っていた。

ただでさえ、すぐに両肩の痛くなるバイク。
たいした荷物じゃなくても、リュックは結構負担になる。
それに耐えきれなくて、
なんとか、積載性の向上を目指した。
結果、キャンプにまで行けるようになった。(笑)

正しいドカ乗りの人には、怒られそうであるが・・・・・・(^^ゞ
時は流れ、時代は巡る!
思いがけずに、北海道ツーリングのチャンスが巡ってきた。
諸般の事情から、北海道ツーリングなんて夢のまた夢だと思ったいた。
それだけに嬉かったなぁ。
小雨の降りしきる礼文島。

土砂降りのサロマ湖。

ようやく晴れた富良野。

ツーリング適正とか積載性とか、良いに越した事は無い。
でも、旅の楽しさは、それとはまた別の所に有った。
なんだかんだで、コイツともう8年。 その割に距離は伸びていない。
40代半ばからの8年間だ。
いろいろあったし、なにより一番仕事がキツイ時期だった。
身体も精神も限界を超えて、いつ壊れても不思議で無かった。
もう2度と戻りたくない、あの時代。
そんな時に、バイクが有って良かった。
赤いDucatiで良かった。
旅の空の下。

時は流れ、時代は巡るものであります。
留まる事も無いままに
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